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東トルキスタン亡命政府の大統領と首相がトルコ入国を拒否された
あまりにも、あまりにもひどいことが起こったので、日本のみなさまにもご報告したい。
この7月15日からトルコ政府による「チュルク民族祭」が、トルコイスタンブールの南のヤロワ市で開かれる。そこには29カ国におよぶチュルク系の国々の代表が参加するが、我が東トルキスタン代表もめでたくよばれたのである。そこで、我が大統領と首相がトルコへ来ることとなった。
アメリカ・ワシントン在住のエニウェル・ユスプ首相はまずドイツの東トルキスタン情報センターを訪ね、そこから7月9日23:05にイスタンブールに到着した。ところが、トルコの入国審査で拒否され、そのまま警察に身柄を拘束されたのである。我が首相は10日朝の6時過ぎまで拘束され、現在はやむなくまたドイツへ戻っている。
その後、我が大統領エフメット・イゲムベルディも12日午後3時15分にオーストラリアからイスタンブールに到着したが、やはり入国を拒否されてしまった。空港に出迎えに行った東トルキスタン難民と会い、泣き出して倒れてしまい、空港の病院で救急中である。
エニウェル・ユスプ首相は1988年にアメリカへ渡り、その後アメリカ国籍も取得した。今回もトルコの正式な招待で来たのである。それが入国できないとはこんなおかしな話があるだろうか。
恐ろしいことに、すべては中国のしかけたことだったのだ。中国はここまでトルコへの影響力を拡大してしまったのだ。トルコには今回のようなイベントを積極的に行なう保守系の政治家もいれば、中国の顔色ばかり伺う親中政治家もいる。今回はこの親中政治家が動いたようだ。
中国侵略者を代表するあの温家宝首相が、この親中政治家に直接文書を送り、我が大統領と首相をトルコに入国させたら、外交関係や経済関係を断つとか、何か脅したようなのだ。この脅しの詳細な内容まではまだ私たちには把握できていない。しかし、この脅しに一部のトルコの政治家はまんまと屈して、警察をも動かしてしまった。
正しい手続きを経てやってきた人を、追い返すなど正常な法治国家・民主主義国家のすることだろうか。しかし、今や中国の脅しはそれをも実現させてしまうのである。これは世界の法治・民主主義に対する重大な挑戦である。
日本の皆様は中国からの度重なる歴史問題による脅しで、うんざりされていることだろう。しかし、日本だけが脅されているわけではない。世界中の国が中国に何かと恫喝されているのだ。トルコが受けた圧力もこれが初めてではない。ドイツも我がトルコ同胞がたくさんいるが、やはり何かと中国から圧力を受けている。ドイツ国籍を取った東トルキスタン難民を中国に引き渡してくれ、と中国政府は求めているのだ。
しかし、中国が経済大国とやらになり、永遠に豊かになれない貧しい農民という無尽蔵の奴隷労働力と、なぜかそれと矛盾しない豊かな市場をちらつかせるようになってから、この脅しに屈する国が増えてきたように思う。
トルコもかつてはけっしてこんなことには動じなかった。トルコ国内では何度も亡命東トルキスタン人による会議が行なわれており、確かに中国の妨害も受けたが、それをはねのけて協力してくれるトルコ人同胞がたくさんいたのだ。
それが今回はこの有様である。我が政府を代表するふたり、アメリカでも、オーストラリアでも法を守り、何ら後ろめたいことなく太陽の下で暮らしている人たちが、何の罪もないのに拘束されてしまったのだ。
これほど恐ろしいことがあろうか。今までウイグル人やその兄弟民族は、祖国から命からがら脱出しても、中央アジアやパキスタンでは少しも安心できず、生きた心地もしないぐらいだった。トルコまで来ると助かったと実感できたものだ。
しかし、トルコも私たちの安住の地ではなくなる日が来るのかもしれない。 もちろん今回の件を理不尽だと感じ、怒ってトルコ政府に抗議してくれているトルコ人同胞もたくさんいる。どうかこれらの人々の思いが独裁国家の圧力で踏みにじられてしまわないことを、日本のみなさまにもともに祈っていただきたい。
中国という国が金を持つようになって、幸せになった人はどれぐらいいるのだろうか。確かに中国に進出した企業は利益をあげたかもしれない。そして中国も莫大な資金を得た。しかし、その資金は中国の人民にさえ還元されることはない。ましてや漢族以外の民族に行き渡ることは決してない。共産党のトップや関係者だけがその利権を独占している。そして豊富な資金や力を得た彼らがしていることといえば、軍事力も高め、これらの力を利用して、世界中の民主主義国家を恫喝することである。
自らの国を独裁で圧政するだけでは飽き足らず、世界中の国々を自分の意のままにし、自らの歴史認識を押しつけ、世界で独裁をしないと気が済まないのある。
これは非常に危険なことである。繰り返しになるが、世界の民主主義国家に対する独裁国家の重大な挑戦である。中国がちらつかせる経済利権とやらにつられて、中国に接近し、投資したりする人たちは独裁国家に加担していることにほかならない。そしてその独裁国家の圧力は結局中国に投資したり、進出したりした人たち自身にももろに返ってくるのだ。このことをどうか忘れないでほしい。
正常な法治国家・民主主義国家の日本のみなさま、どうか我が政府を支持し、大統領と首相がトルコに入国ことを支持してください。心よりお願い申し上げます。
ウイグル太郎
東トルキスタン情報センター
2005年7月12日
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